タイヤ交換、タイヤ交換・・・。毎日の業務の中で、最も多い修理依頼のひとつです。
そのタイヤについて最近思うこと・・・。
日本のメーカーが特に小排気量車両を海外生産するようになって幾年。勿論、車両小構成する部品も現地で生産されたものを使用してアッセンブリングされます。タイヤもそのパーツの一つです。
例えばH社、原付スクーターのメイン商品のDio、Todayは中国ブランドDURO社、KENDA社製のタイヤを使用。Y社は台湾ブランド、チェンシン(マキシス)を使用。
これらのタイヤを最初に目にしたときには・・・
(大丈夫~?)
って、正直感じたものですが、年数が経過した今、思いは少々フクザツです。
結論から言って、これらのタイヤ、VERY GOOD!です。
特に耐摩耗性については、国産ブランド(海外生産ですけど・・・)は比較になりません。かと言って、グリップに不満があるとか、エア漏れ云々も特に問題なし。
中には125ccでも2万キロタイヤ交換なし!で使用されていた方もいます。日本のMCタイヤ最大手、某D社のタイヤだったら、ありえない距離ですよ。
そんなバイクのタイヤ交換をするときには
私 (国産メーカと純正装着、どっちにします?)
お客様(どっちでもいいけど・・・どっちがいいの?)
私 (え~っと、そうですねぇ、まあ、一長一短ありますけど・・・)
って調子で答えに迷うのが、少々悲しい気がします。出来ることなら
(そりゃ、日本のメーカーでしょう!)
って答えたいんですけど、ねぇ。
日本の物づくりについて議論される昨今ですが、ユーザーのニーズをしっかり掴み、自信を持って選んでいただける、お勧めできる商品を作ってもらいたいものです。
当店の代車、そして私のバイクも・・・すみません、国産メーカー使ってません・・・。