昨日記しました様に、中学校に上がるころまで私の実家にはお風呂が無く近所の銭湯に通っていました。子どもは100円程度、大人が200円程度、洗髪した場合は数十円の割り増し(男性はほぼ無視)の利用料金だったと記憶しています。
今思えば同じ部落で風呂が無かったのは我が家だけ。しかし生まれて以来、その環境で育ったので、ごく自然に銭湯を利用していました。
道中、集団墓地やお寺の脇を通りますが、この辺りも慣れたもの。一人でも、夜間ぶらりと銭湯に出かけたものです。
浴室では文字通り裸の付き合い。大人たちの世間話に、こっそり耳を傾けながらの入浴。背中に刺青をしたオジサンにもよく逢いました。
その銭湯は随分前に廃業し、その他私たちの地域で営業を続けていた最後の一軒も、数年前に廃業したとか・・・。私たちの中学校区では一件の銭湯もありません。
銭湯・・・全国的にも同じような傾向にある様で大幅に減少している模様です。時代にそぐわないから仕方ないのかもしれませんが、こんな時代、エコ・・・という観点から見直してみるのもアリ!なのでは?
電車、バスなど公共交通機関を積極的に利用するのが、エコロジーに繋がるのと同様。家ごとに数百リットルの水を電気、或いはガス、石油で沸かし一家数人のみで使用している現代。それよりは銭湯を利用すれば水、燃料の消費を皆で分担することになります。私などに明確な数字、環境への反映を測る力はありませんが随分大きな差になってくるのではないでしょうか?
その他、地域の方々とのコミュニケーションも深まり、地元民同士の連帯感も深まるでしょう。よく問題視される若者の公共マナー向上にもつながること間違いなし。
こんなことを書いてたら、久しぶりに銭湯に行きたくなったねぇ。