山崎市街地?から踏み切りを北に渡ると、すぐに工場の敷地へ。入り口にある受付で予約の確認をしてから、見学ツアーの出発点ともなる「ウィスキー館」へ移動。工場内は公園の様に、いやそれ以上に手入れが行き届いています。整然、清潔というのは少なからずの場合、無機質な印象を人に与えがちですが、その全てが自然と共存している感じがしました。
ウィスキー館一階には創業以来の資料とともに、夥しいウィスキーの原酒がクリヤーボトルに入れられ展示されています。その数は7000本以上とか・・・。そのキャパもさることながら、美しさは神秘的な程です。ラベルを一つ一つ眺めてみると・・・・。モルトの種類、樽、熟成年数・・・。1本1本全て異なります。ウィスキーの奥深さを感じいずにはおれません。圧巻!です。
時間が迫ってきたので2階の集合場所へ。私たちの参加した時間帯を担当、案内くださるY口女史の先導で工場内へ・・・。
仕込み→発酵→蒸留・・・それぞれの過程を経るごとに、視覚、聴覚など五感でウィスキー造りが体感できます。蒸留を終えたばかりの状態「ニューポット」の香りも嗅いでみる。焼酎のような、中国の白酒のような・・・。正にNEWな状態。そこから熟成を経るべく樽の中で眠り続けます・・・。
その樽の眠る熟成庫の中へ・・・・
おおっ・・・・・!
絶句!です。本当に何と表現すれば適切なのか検討がつきません。
天使の分け前(樽内から揮発して大気に溶けてゆくもの)、年間を通して空調を用いない庫内に篭る山崎の空気の中で千万の新旧の樽が眠っています・・・。