昨夜の出来事。深夜、夢でも見たのか、ふと目が覚めて眠れなくなりました。ケイタイで時間を見てみると午前2時半。いつも近くに置いてあるラジオのスイッチを入れ、イヤホンから流れる深夜放送に耳を傾けました。
NHKラジオが毎日、放送している「ラジオ深夜便」。昨夜、私の聞いた時間帯は、昭和50年代の歌謡曲を特集していました。
クリスタルキング、もんたアンドブラザース、伊丹てつや・・・。どれも私が中高生の頃、リアルタイムで聞いた曲ばかり。ラジカセでFMをエアチェック。自分なりに編集して何度も聞いたので、歌詞の一字一句まで覚えています。
将来への期待と不安。少年らしい様々な悩みや社会への不満・・・。そんなエネルギーが身体を満たしていた時代に聞いた曲たちに何とも言えない親しみを感じました。
そしてその夜は傍らに布団を敷いて眠っていた長女。もうすぐ14歳。丁度、私がこの曲たちと過ごした年頃。いつも明るく陽気に振舞う彼女ですが、心の中には私が抱いていたものと、大きく変わることの無い「エネルギー」が満ちているのでしょう。手を伸ばし、眠っている娘の手を握ってみました・・・。
今、どんな曲が彼女の中に流れているのでしょうか?そして30年後・・・どんな家庭を持ち、どんな生活を送っているのでしょうか?
いろんなに腹をたてながら、憤りながら過ごす青春時代ですが、振り返れば眩しく輝く様な人生のひと時を過ごして欲しいと願った一夜でした。