お客様からのお問い合わせ・・・
「ホンダのスーパーカブの50じゃけど、新車が欲しいんじゃ」
はいはい~、有難うございます!ホンダのカブ。日本を、いや世界を代表する優れた工業製品の一つ。ホンダと言えばカブ!カブといえばホンダ!この文句は決して大げさな表現ではないと感じています。
さて、そのスーパーカブ50ですが、現在全グレード、全色欠品中。えっ?欠品?そして納期は・・・3ヶ月(オンライン返答)・・・。
。入荷よりニーズが大幅に上回り、全然予定立たず・・・ってことは近年では珍しいことではありません。しかし世界のカブでも、こんなことが起こるんですねぇ。
近年、日本のメーカー(バイク以外もそうかもしれませんが)は、あらゆる方面でのリスク回避、コストダウンを徹底しています。原付など主要モデルは生産を海外に移行し、事前の販売計画で数ヶ月先の入荷分を注文。スポットのオーダーでは、間に合わない商品がほとんどです。運よく在庫があったとしても、マージンが信じられないパーセンテージ・・・。
我々もなるべく円滑に販売活動が続けれる様、先行での仕入れを心がけてはいますが、所詮、小さな店の資金力では店頭に豊富な在庫を展示して・・・というワケにはまいりません。折角お客様にご来店いただいても
「この色じゃなくて~」とか、
「このグレードじゃなくて~」
ってことも少なからず起こります。幸い私達は、業界に幅広いネットワークがあるので、なるべくご希望の車種をお届け出来る様、努力しています。
しかし本来、商品を供給するメーカーにも、もう少し努力が必要なのでは?と感じます。商品を必要としているお客様に、なるべく円滑に商品をお届けできる体制を作ってもらえたら。世界に冠たる日本のバイクメーカー。「守り」ではなく「前向き」な営業対策、生産体制で自国内のマーケットに臨んで欲しいものです。
そうじゃなきゃ・・・・我々も、ヤル気が出ませんわ。