トライアルの話題から、ふと思い出したこと・・・。
その当時、高校生だった私は校則で運転免許を取得することは出来ませんでした。しかし不思議な位、バイクへの興味は薄く部活(水泳)と趣味のサイクリングに熱中しておりました。
自転車・・・。高校入学後、最初に買った(買ってもらった)のは丸石自転車の「バルボア」クラブモデル。700cタイヤを履いたスポルティーフモデルでした。その話は今回さておき・・・。
その後、更に一台の自転車を購入しました(これはお小遣いとバイト代をつぎ込んだ筈)。同じく丸石自転車が国内で初めて発売した自転車トライアルの専用車。丸石・・・BTR・・・でググってみると結構画像が見えます。今から約30年前、日本バイクトライアル黎明期のマシンですね。
ジャックナイフやエアターン・・・。あちこちに擦り傷を作りながら練習。今の様にネットで動画なんて見れない時代。どうやって知識を吸収していたのか不思議な感じもします。雑誌に掲載される写真とか、そんなモンでイメージしてたのでしょうな。
そんな私を見て高校の同級生T君も同じ自転車を購入。廃品回収業を営んでいた彼の実家敷地内で、ドラム缶を相手に結構練習しました。←ちなみにドラム缶は軽く超えてましたね。暫くしてT君がその当時既に旧車だったTL125バイアルスの中古を入手。二人で近所の山へ持ち込み練習。その際、T君が転倒し骨折。二人とも無免許、プレート無のバイクでしたが私がT君を後ろに乗せ救急搬送しました(もう時効でしょう)。
翌日、私がバカ正直に学校に報告。二人とも謹慎処分!の筈が私は理屈をコネまくり、粘りに粘った末の「厳重注意」。
なんでこんな話を書くのかって?いや、先日、長男にスマホをネダられi-phone5を購入しました。正直「高いなぁ~」と感じましたが、私も同年代で結構お金使ってました。要は青少年の興味対象が変わったってことなのでしょう。
様々なリアルを体験させてくれる自転車、無限のバーチャルが広がるスマホ・・・。青少年にとって必要な「ツール」としてどちらが有益なのか?一概に言えませんが、やはり私は彼らにもっと「リアル」を感じさせてやりたい気持ちです。
でも・・・スマホを開発し世に送り出したのは大人たち・・・ですからねぇ。
自転車のトライアル・・・。又、乗ってみたいですねぇ。今乗ったらドラム缶どころか、一斗缶も越えられないかもね。そしてTくん・・・。
高校卒業後、長崎の大学へ進学した彼。今頃どうしてるのかなぁ・・・。