同業のオジサンから、沢山の古い資料をいただきました。整備解説書やパーツリストなど。その中にカタログなどもチラホラと見えました。その多くは80年代。時代を感じながら興味深く拝見しました。
その中からの雑感・・・。
某自転車メーカーの少年少女向けカタログ。懐かしいスタイルの自転車オンパレードですが、こんな自転車も見えました。今でも若者中心に愛用されている所謂ママチャリですわ。スタイルもホントにそのまま。使用している材質や装備など勿論異なりますが何と言っても大きく異なるのは・・・・値段です。
当家の子どもたちも好んで愛用している「マシン」ですが、その値段は軒並み1万円以下・・・。生産国が日本から中国に移ったとは言え、この差はあまりにも大きすぎると感じます。
部品メーカー、生産会社、流通関連、販売店・・・。この自転車ひとつとっても全ての業界が利益を犠牲にし、その犠牲が経営者、従業員、引いてはその家族を苦しめているのではないでしょうか?
壊れたらすぐ買い替え・・・。そんな使い捨ての生む環境破壊も懸念されます(自転車だけではありませんよ)。
物が安くなるのは大いに結構。しかし、一番の理想は・・・皆が幸せを分け合える社会。
企業にとってその「幸せ」とは仕事量に見合う健全な利益。
食品などでよく耳にする「フェアトレード」。私の感覚ではアフリカや南米、東南アジアなどの国に対して持つべき概念かと思っていましたが、実は私たちの国の産業も無縁ではありませんでした。気がつかない間にじわじわと首を絞められてきたような・・・。
ちょっと高くても良いものを買う。そんな意識が不況で低迷する日本を救う!・・・かも(笑)。
こんなものありますわ~。懐かしいね。