今朝パンク修理した自転車。実は息子が中学時代3年間、使用したものの所謂「おさがり」。ご多例に漏れず?高校入学と同時に、ママチャリに乗り換えました。
どうも近年の若者にとって、このテの通学車は「ダサい」と見られている様です。
高い車体剛性、高品質な部品、使いやすい装備、ライトはフロントハブにダイナモが備えられ殆ど抵抗を感じることなく自動点灯する優れもの。しかし、ダサい・・・と言われれば術無し・・・ですね。
近年、スマートフォンが巷に普及し、旧来のケイタイは「ガラケー」などと呼ばれ半ば蔑まれています。私は当初、ガラケーとは、ガラクタケイタイを略した造語かと思っていたが、どうやら「ガラパゴスケイタイ」が略されたものらしい。
ガラパゴス・・・。そう、ガラパゴス諸島に生息し外部からの遺伝子に影響を受けず進化した生物に、日本のケイタイを準えている様です。言い得て妙・・とも感じます。
しかし、現代の若者が、こぞって愛用する「ママチャリ」も、日本独自の進化を遂げた産物と言えるのではないでしょうか?
海外に出向くと、職業柄、バイク、自転車に目を向けてみますが、洋の東西を問わず、あのスタイルの自転車、ましてあのスタイルの自転車に若い男の子が乗るという「文化」を目にすることはありません。
別に何が言いたいワケではありませんが、バイク業界のニンゲンとして・・・。若者のココロに、もう少し乗り物の機能や性能を追求してくれる好奇心が有って欲しいと感じます。
ママチャリで満足して、興味の対象がデジタルツール一辺倒な青少年諸君が、将来、我々の顧客になるとは・・・どうも思えないもので(笑)。