昨日は観戦前に昼前からオカエキ東口近くの
「つるや食堂」さんで乾杯!よくお邪魔するこちらのお店。私にとって岡山駅周辺では、お気に入りのお店です。同行の友人と飲んで食べて〆にうどん・・・で1人1000円弱。休日の昼飯には最高です。
飲食店・・・。一口に飲食店と言っても、この業種には様々な業態があります。和洋中その他、提供する料理の種類。男女、そして年齢などターゲットとする客層。昼がメインなのか、夜なのか。客単価は・・・・などなど。
昨今、顧客のニーズが多様化し、その分類は益々細かくなっている様に感じます。その中で「つるや」さんの様な正統派?食堂が姿を消しつつある様に感じます。
レストランやビストロでもない、うどん屋でもなく、ラーメンやでもない。純粋に酒を供する店でもなし、勿論、フランチャイズやチェーン店でもない。そんな・・・食堂。
店の主が守り続ける味。そして店が経てきた「伝統」が醸し出す独自の居心地。特に名物メニューも存在しないけど、食欲を刺激し空腹を満たすツボを押さえたメニュー。
かつて私の通っていた高校は古い商店街にほど近く同じ「匂い」のする店が立ち並んでいたものですが、今はその姿を消してしまいました。飲食店として継続されている店でも代が変わり、業態が変わりその「匂い」が消し去られています。食堂って絶滅危惧業種なのかもしれません。少なくとも岡山に於いては。
そしてもう一つ、絶滅に瀕するもの。銭湯。
昨日は終始、雨の中の観戦。ポンチョは着ているものの、染みこんでくる雨で下着まで湿った状態。帰路、冷えた身体を温めるべく、ファジアーノファンにはお馴染み?の
「清心温泉」へ。こちらの銭湯、建物も内部も相当な年代物。正に「オールウェイズ・・・」の世界です。時代の流れで営業休止の状態でしたがオーナーの熱意で復活。カンスタでゲームが有る日を中心に不定期の営業ですが、我々に癒しの時間と空間を提供されています。
玄関、脱衣場、そして浴槽・・・。この世に生を受けて以来、中学生まで夜ごと地域の銭湯にお世話になった私にとっては何とも懐かしさを感じる場所です。
昨日も試合帰りのサポーターで大賑わい。中には相手チーム、長野のサポーターさんもちらほら。文字通り、裸のお付き合いです。そして営業日限定。玄関先ではイケメンの息子クンが炭火で焼き鳥を焼いてます。一本50円(たれ、塩の選択可)。勿論、ビール、酎ハイ、ジュースなどもオーダー出来ます。
昨今、「昭和専」などというコトバが生まれつつある様です。「専」は所謂フェチの同義語?21世紀を生きる我々にとって昭和という時代は、既に過ぎ去りし日々、ノスタルジーの対象となっているのでしょう。
サッカーはともかく、食堂で酒を飲み、銭湯の湯に浸る休日・・・。こんな時間に、ささやかな幸せを感じる私も昭和専・・・の一人なのかもしれません。
*追記* 私の勘違いがありました。昭和専とは、年上の男性を恋愛対象とする若い女性の意だそうです。そうですよね。今時の若い子から見れば昭和生まれってだけで十分、オッサンなんですね~。