いよいよお盆休みの到来!親戚や友人と集いビールやお酒を飲む機会も増える時期ですね。さて、そのビールに付いての雑感。
その昔(って私の知る20世紀後半ですが)、飲み会で飲むビールと言えば専ら瓶ビールでした。雄々しい麒麟さんの絵や、赤い星マークは子どもの頃からのお馴染みさん。茶色の瓶からコップに注がれ泡立つビールに口を付ける大人たちの姿を羨ましく眺めたものです。
「まぁ、もう一杯飲まれぇ」お互いにビールを酌み交わすことで増してくる親近感。しかし近年、ビールと言えば生ビールの方が主役となり、この「酌み交わす」という行為が激減している様に感じます。勿論清酒を飲む際には起こりうるシーンですが、私たちの年代では清酒を好んで飲む酒徒は少数派(私は何でもアリ)ですから。
何事も個人主義が尊重されるご時世。飲酒もその例外ではない様です。
大きなジョッキで煽る生ビールも悪くないけど、やっぱり私は「酌み交わす」ことができる瓶ビールが好きだなぁ。
両人対酌山花開 一杯一杯復一杯・・・こんな名作を残した酒仙李白。彼も又、酌み交わす喜びを愛した飲んべえだったのでしょうね。