昨日、ヤフーのトップ記事にもありましたが・・・。
韓国のマッコリ。米を主原料とした白濁した醸造酒。微発泡性で軽い飲み心地。酔うのが早く辛い料理にも相性の良いソジュ(希釈式焼酎)と共に本家韓国では根強い人気があります。そのマッコリ、日本での消費量が激減とのこと。
数年前、韓流ブームや人気韓国人アイドルの起用を発火材に急激な売り上げ増加を見せたマッコリ。居酒屋さんやスーパーでも複数のブランドや味の商品が置かれていました。しかしなぜその人気に陰りが出たのでしょう・・・。
メディアの見方は「日韓関係」の悪化を主軸とした論調です。領土問題、慰安婦問題・・・両国間には様々な国際問題が山積み状態ですが、私思うに更にひとつ、売り上げ減少の大きな原因があるとみております。それは・・・・。
韓国でマッコリを飲まれたことはありますか?韓国へ旅行された日本の友人知人に聴いても意外や意外!飲まれた方は少ないですね。殆どの旅行者が旅行中、アルコールと言えばビールを飲まれているようで。しかし韓国ではビールを飲む人の方が圧倒的に少数派。酒!といえば即ちソジュ、その次席にマッコリ。
私が言いたいのは・・・本物のマッコリを是非飲んでいただきたい!ってこと。
本来、マッコリは所謂「ナマ物」です。製造後も発酵が進むため、保管や運送も冷蔵状態で行い早い時期に消費されるべき飲み物。韓国でも都市によって売れるブランドが異なっているのは、そこに大きな理由があります。早い話が・・・日持ちしない酒なのです。
しかし日本で見かけるマッコリはどうでしょう?「生マッコリ」と謳っていながら、スーパーの常温棚で売られています。本物のマッコリならば絶対に不可能な筈。ヨーグルトやチクワを調味料のコーナーでは売れないですよねぇ(笑)。
ってことは、日本で流通しているものは、ある種の熱処理や物質を添加し発酵と腐敗が止められた状態のもの。つまり・・・味に「混ざり」や「濁り」があるものなのです。
ソウルでマッコリのウマさにしびれた私。帰国後、スーパーで「生マッコリ」なる商品を求めてみましたが、一口飲んで「?????」。何じゃこりゃ?
要は・・・残念ながら美味しくないのです。
商品を継続的に販売するには所謂リピーター、ファンの獲得が必須条件。正直言って何度も買いたいと思える商品ではないのが日本の「生マッコリ」。勿論、運送上そして衛生面や商品管理面からも仕方のないことなのですが。
マッコリ飲みたければ韓国へ行こう!マッコリの味を語るのは・・・それからだ!