2014年 ソウル修学旅行その7
ヨンドンポ市場の続き・・・
入口付近で商われている品物は衣料品が中心。そして乾物、奥まった場所で肉や魚を売る店が続きます。この陣取りは、どこも概ね変わらない様に感じますが、韓国の市場はその心臓となる部分に食堂や屋台といった飲食スペースが設けられています。そしてヨンドンポ市場の特筆すべきは、その規模、広さ。行けども行けども脇道が現れ市場が続きます。
売り手、買い手が放つ喧噪。人間の食欲が生み出す様々な匂いがアーケードの中を満たしています。このテの場所に嫌悪感を持たれる方もいるかもしれません。臭いとか、不潔といったネガティブな言葉で形容できない方はお近づきになられない方が賢明かも。しかしその全ては人が生きていく根本の欲望から発したもの。生命の源の匂いだと私は感じています。
日本では珍しい、というかお目にかかることのない「犬肉」のコーナーにも足を向けてみました。皮を剥がれ横たわっているのは、丁度我が家の愛犬と同等サイズ。さすがに正視するに堪えませんが、これも又、食文化。否定するつもりはありません。
アーケードを外れ、外に出ても所謂「場外」の店が連なります。生憎の雨模様、再度踵を返し市場を散策。それぞれお土産を調達するなどして過ごしました。
空港に向け市内を離れなくてはならない時刻が近づきます。誰からともなく「打ち上げ」をやろう!ってことになり、適当な店を物色。腹が減ってるワケではないので、軽く飲んで食べれるようなお店は・・・おっ?ティギム(天ぷら)がメインの小さな食堂を発見!店のアジュマの笑顔と目線に吸い寄せられるように入店。我々の他には、昼から赤ら顔で盛り上がっている地元のアジョシ4名。随分とゴキゲンな様子。
我々はティギムの盛り合わせをオーダー。先に出されたパンチャン(おかず)やキムチを肴にチャミスルで乾杯!短いながらも楽しかった旅を振り返ります。飲めば楽しや、パンチャンをおかわりしてマッコリを追加オーダー・・・。
そろそろ時間ヤベんじゃね?ってことでお勘定。一人500円足らず?安い!そしてウマかった!
優しいアジュマのおかげで素敵な打ち上げで旅を締めくくることができました。
店の名前は、もう忘れましたけど(笑)。こんなお店、近くに有ったらなぁ・・・。