旅を愛する方にとってはバイブルとも言える名著。沢木耕太郎氏の深夜特急。
単行本では全4巻、文庫本では全6巻に分けてご自身の若かりし日の熱い旅の「足跡」が綴られています。
私が初めて読んだのは確か・・・23歳。あの感動からもう既に四半世紀前にもなるんですね。
本日ご紹介するのはこちら。その全巻、そして巻末には旅の途中に記されたメモ。とある女優との対談も含めまとめられています。辞書?って見紛うボリューム、そのページ数・・・733ページ(*_*)。ちなみに市の図書館で借りてます・・・(#^.^#)。
別に最初から読まなくてもOK。どのページを開いても旅の風に吹かれ異国の地を「歩く」氏の姿が浮かんでくるようです。
旅は素晴らしい。特に若い時代に自由な旅を経験するか否かは人生への価値観を大きく変える様な気さえします。
以下、巻末{「深夜特急ノート」についてのノート}からの引用・・・。
ひとつの国とそこに生きる人々に感動させられたり直後に失望させられる。その繰り返しが旅だとさえ言える様に思う。しかし、それは、どちらも僕らの誤解に根差しているのではないかという気がしないでもない。だが、僕らは誤解することでしか理解できないのだ。重要なのはどのように誤解するかということなのだろう。