宮本輝氏の「川三部作」。久しぶりに読み返しました。
泥の河・・・はネット上に映画フルムービーもあったので視聴。原作を忠実に映画化した手法、というか発信の手法が異なるだけで、本当に秀逸で、ブレない心と情熱を注ぎこんで作られた作品は無駄に加工する必要がないのかもしれませんね。
昭和30年代。戦後とは言え日本がまだ色んな意味でドタバタだった時代。面白さもあったのでしょうが、人間が欲望や渇望を今よりもむき出しにして生きていた時代。高度経済成長後の安定して社会を、のほほ~んと生きてきた私からみれば多少の憧れもあると同時に或る種の恐怖を感じるのも正直なところ。
もやは戦後ではない・・・と言われたあの時代に生まれ幼少期を過ごしていたならば・・・私の如く心身共、か弱き者はどんな性質の「ニンゲン」になったのでしょう。
家庭環境、学校教育・・・。人を育てるファクターは様々でしょうが、「時代」という要素も又、大きな力として作用するでしょうね。 宮本輝氏の「川三部作」。久しぶりに読み返しました。
泥の河・・・はネット上に映画フルムービーもあったので視聴。原作を忠実に映画化した手法、というか発信の手法が異なるだけで、本当に秀逸で、ブレない心と情熱を注ぎこんで作られた作品は無駄に加工する必要がないのかもしれませんね。
昭和30年代。戦後とは言え日本がまだ色んな意味でドタバタだった時代。面白さもあったのでしょうが、人間が欲望や渇望を今よりもむき出しにして生きていた時代。高度経済成長後の安定して社会を、のほほ~んと生きてきた私からみれば多少の憧れもあると同時に或る種の恐怖を感じるのも正直なところ。
もやは戦後ではない・・・と言われたあの時代に生まれ幼少期を過ごしていたならば・・・私の如く心身共、か弱き者はどんな性質の「ニンゲン」になったのでしょう。
家庭環境、学校教育・・・。人を育てるファクターは様々でしょうが、「時代」という要素も又、大きな力として作用するでしょうね。