昨日の話題から続き・・・。
シリンダーの中で往復運動をするピストン・・・。この車両、約3万キロの走行にも目立った摩耗は見えません。念のため交換しますので洗浄していませんので汚れたままですがホンマ、大したものです!
ふと思い立ってこんな計算してみました・・・。
例えば・・・エンジン稼働時の平均回転数3000rpm(一分間のエンジン回転数)
車両走行時の平均速度が30km/h
走行距離30,000km
と仮定し・・・。
1分で3000往復ってことは1時間で180,000往復
30,000kmを走行するのに必要な時間は30,000÷30=1,000時間。
30,000kmまでにピストンが往復する回数=180,000×1,000=180,000,000
1億8,000万往復・・・ですわ(+_+)。
因みにTODAYのピストンストロークは44㎜
ってことはその移動距離は・・・180,000,000×44mm×2=15,840,000,000mm
=15,840km
これは東京⇔パリ間を往復する距離にほぼ相当・・・。
こんな小さな部品が何と偉大な仕事をこなしてきたことか・・・と驚嘆。
部品への敬意や愛おしさを感じられる心。そんな気持ちを持つ者が「機械屋」になるんでしょうなぁ。