星空さんぽ

　ワンコの散歩・・・。夜の部？は午後10時を過ぎることも多い。
過ぎた一日を振り返りながら団地の中をウロウロしたり、隣の学区まで出かけることも多い。
宵っ張りの現代人。窓から漏れる灯りも煌々としている時間帯。テレビを見ているのか、家族のだんらんなのか。それぞれ明日を生きる為の「CHARGE」の時間・・・と言ったところだろうか。
　この季節、この時間帯。私には大きな楽しみがある。東の空から冬の星座の横綱と言っても過言ではない「オリオン座」が姿を見せ始めるのだ。
低く登って月が大きく見えるのと同じく民家の屋根の上にかかるオリオン座の大きさは格別で、毎年、初めて対面する時には息を飲む。
　同じ場所、同じ時刻。その位置が高まるにつれ冬が深まってゆく。
　ふたご座、おうし座、ぎょしゃ座、おおいぬ座、それぞれの存在をアピールするかの如く輝く一等星達、そして肉眼でも霞んで見える星雲や星団・・・。
　夏が好きか？冬が好きか？よく交わされる言葉のやりとりだが、私は「冬派」だ。スキーやスノボの嗜みは無いが、オリオン座が率いる夜空の役者たちに再会できることだけでも冬の到来が待ち遠しい。
　スコッチやバーボンを入れたスキットルをポケットに入れて、明日のこと、そして遠い過去のことにも思いを馳せながら冬の「星空ウォーク」。オススメ！です。