昨夜は久しぶり胸に沁みる様な夢を見ました。
舞台は上海の裏町。登場人物は中学校時代の親友Sくん、私そして,
とあるきっかけで知り合った女性Hさん。
妙な組み合わせ、そして妙な場所。
雨上がりの薄暗く湿った路地を、三人横並びで、楽しくおしゃべりしながらうろついていました。
そこが目的地だったのか、エレベーターも無い雑居ビルの中の細い階段を3人で登っていくと・・・フロアーごとに様々な飲食店が営まれていました。スぺイン料理、イタリア料理、中華料理・・・。
行き着いた最上階は酒吧(BAR)。左手にドア、右に目をやると長年掃除していないのが一目瞭然の曇りきった大きなガラス窓に映るとろけるような上海の夜景が・・・。
しばらく無言の三人。そして誰からともなく階段を下りてゆく・・・。
再び路地に立った三人。行く当てもなく黙ったまま歩き出す。街ごと寝静まった様な静寂、聞こえてくるのは3人の靴音だけ。
寒そうに歩くN女史の肩先に、思わず自分の来ていたジャンバーを掛けてあげる。ありがとう・・・とも言わない。でもその薄汚れたジャンパーに腕を通してくれたことが嬉しくて・・・。
以上、何が言いたかったワケでもないけど、夢の中で過ごした夢の様な時間を現の世界に残しておきたかったので記してみました。
S君、そしてN女史・・・両人とも随分ご無沙汰ですが、夢の中の再会を口実に電話でもかけてみよう。