現在、お隣の韓国では週末ごと、現大統領、政権に対する大規模な退陣要求デモが開かれています。格差、理不尽で封建的な差別、閉塞感・・・現大統領の失態だけではなく、韓国国民の心の中に積もりに積もった한(恨)が今、デモという形で炸裂しているのでしょう。
そして・・・아침이슬(朝露)。
時は70年代初頭。韓国で朴正煕(現大統領の実父)軍事政権下に反発し民主化を唱えた国民が、こぞって歌った曲。そして80年、悪名高き光州事件。多数の命が失われたことに対するデモにおいても再び歌われました。当時は放送禁止曲にもなった朝露。歌詞を見れば、やや左よりともとれる内容ですが、この曲が当時、韓国国民の民主化への끔(夢)を代弁したのでしょう。
そして時代は2016年・・・。今、ソウルの世宗大路、青瓦台を取り巻き、デモに参加している人々は、どんな歌に声を合わせているのでしょうか。
野次馬根性と言われても仕方ないのですが、韓国歌謡好きにとっては気になるところ。
因みに・・・ピーチ、エアソウル等、LCCを利用すれば韓国往復の航空運賃は岡山⇔東京を新幹線で往復するより随分お安いという事実に心が揺れる・・・(笑)。