時おり、無性に食べたくなるものがある・・・。国際化が進み所謂グルメのA、B級を問わず世界各国の名物料理を日本に居ながら楽しめる時代になりました。
地元にもインド、ネパール料理を謳ったエスニックレストランも開店。市内の某台湾料理店のキャッチフレーズは「路面電車で行ける台湾」。なるほど、台湾の街角で食せるあの料理を手軽に味わうことが出来ます。そんな昨今でも意外と無いのが兰州牛肉拉面(蘭州牛肉ラーメン)のお店。
中国では甘粛省のみならず、中国全土で「蘭州」を看板にしたこの店は簡単に見つけることが出来ます。师傅(麵職人)は例外なく西域出身者、イスラム教徒の風貌。
中国北部は麵食文化圏。地方の特色もあり様々なスタイルの麵を楽しむことが出来ます。
有名なところでは・・・刀削麵、担担麺、肉素麺、麻辣麵などなど。しかし中国出身者、在住経験者、長期旅行者にとっては、この兰州牛肉拉面もその代表選手に入って然るべき!との私の意見に反論の余地は無いものと思われます。
かんすいを加えた麵生地を手で伸ばした太さの不均等な麺。スープは透明、欠かせないのはトッピングの香菜(パクチー)。店先の椅子に腰かけ、店員に「三两」とか「四两」とか麵の量を指定すればオーダー完了。さしずめ「並」、或いは「大盛り」って感じでしょう。
インターネット全盛時代。何でも気になることはググってみよう!・・・しかし国内ではコイツを食べられる飲食店がヒットしない。屋号が、それをイメージさせる店舗は見受けられましたが供されているのは私のイメージするものと、かけはなれたもの(口コミ参照)。
やはり中国に行かんとムリか・・・。
羊の串焼きで上海の啤酒(ビール)を飲み、蘭州牛肉麵を食す・・・。岡山空港から上海へ。日帰りでも市内で数時間の滞在は確保できる。それだけの為に上海日帰り旅行してみるのも・・・悪くないかもしれない。