朝日新聞の連載コーナー「語る」。今朝からは作家、椎名誠さんの「語り」がスタートした。
氏との出会いは(って勿論著書をを通じてのみではあるが)20代の前半。椎名氏に心酔していた同級生のYさんに紹介されたことがきっかけだった。
20代前半・・・当時は彼女もおらず仕事にも身が入らずカネも無く・・・鬱々と過ごしていた頃。楽しみといえば夜にジモト仲間と集まっては酌み交わすビール。来る日も来る日も、まぁよく飲んだものだ。不貞腐れて過ごした昼間の顔と異なり、あの数年間は私の人生における「飲酒黄金期」だったであろうと振り返る。恐らくあの頃集まっていた奴らは同じような匂いをお互いに感じてたんでしょうな(笑)。
椎名氏の著作も「酒」抜きでは語れない。酒に支えられ、仲間に助けられ・・・。そんな「両輪」があれば、人生それなりに楽しく過ごせるのかも?などと氏の著書を通して悟り始めた頃、後に結婚することとなる女性と出会い気が付けば・・・あの頃から早や30年近く経ってしまうんですねぇ。
人生の浮き沈み同様、ヒトの精神状態にも浮き沈みがあるもの。ココロがちょっと疲れたとき、椎名さんの本を手に取ってみられることをお勧めします。
1944年生まれ・・・。そうか実父と同じ年齢なんだ。こんな風に歳をとれるならば、人生もそう悪くない。