一五の春。高校入試。小中学校お受験組は別として、大多数の少年少女にとって初めて迎える人生の関門だったと言えるでしょう。いよいよ、今日が公立一般入試の発表日ですね。
当地では殆どの私立が主要3教科、公立一般は5教科で試験が行われ、公立入試終了翌日には問題が新聞紙上に掲載されます。
齢五十。今年は久しぶりに、その中から英語と国語の問題に取り組んでみました。
ただし英語のリスニングは読み上げたものは目で追うという条件、記述回答はスペルが正解で、文法的な矛盾無しそして時制が一致してれば正解にする・・・。そして国語にも数問の記述回答があり、大きく外れていなければ正解にする・・・という甘さ、曖昧さ。更には実際の配点も不明だし、試験は本来70点満点での評価なので、あくまで正解率を分母分子で割り算し百分率で算出した「数値」ですが・・・英語88点(22/25)、国語78点(18/23)。その感想は・・・。
先ず英語。長文が本当に「長文」で、ある程度スピーディーに読み下していく力がないと時間的に難しいし文章に対しての集中力の持続が出来ないと高得点は難しいでしょう。単語、イディオムのレベル自体は平均的中学生、或いはそれ以上の学習レベルであれば(英検3級程度)であれば全く問題なしと感じました。単語を記入する際、時制に注意しないと!っていう有る種の「ひっかけ問題」もあり。これも結局、知ってるとか、知らないの問題ではなく、要は集中力、注意力が試されるものでしょう。因みに私は見事引っかかりました(笑)
そして国語。近年は漢字書き取りといった単純な問題は少ない様です。英語同様、長い文章を読む速度、集中力、読解力を試される問題が増えています。特に、普段からの読書量が少ない子は苦戦するかと思われます。本で言えば5~6ページ分を一気に読み、その中から答えを探し出す。その中の言葉や文章を引用して記述する技量が要求されています。
古典も小難しい活用の云々よりも、短い時間でその作品の意図や情景を読み取れるかが勝負の分かれ目。
両教科を通して言えることは、どれだけ「文章」というものに入り込めるか?平素からどれだけ親しんでいるかが問われていると思います。例えば英語であっても設問は日本語。その設問の意味を理解し頭の中で噛み砕くまでに時間を要していたのでは・・・苦戦を強いられるでしょうね。その他の問題にも後日挑戦してみたいと思います。
とりあえずオッサンから少年少女へのアドバイスとしては・・・
「読書に励むべし!以上!」。