連休が終わり日常が戻ってきましたね~。
気温も上がり夏らしい一日になりそうです。要は・・・暑いってこと(笑)
歩行中、芙蓉の花がきれいに咲いています。大振りで、どこか南国を連想させる夏らしい芙蓉。
この花を見ると昔、母が生前に作った俳句を思い出します。
「酔芙蓉結婚指輪かたき日も」
酔芙蓉とは初めは白く咲き徐々に紅く染まってゆく種の芙蓉とのこと。
この句は当時、花に関する季語を専門に扱った歳時記に掲載されました。その掲載が決まった時、そしてその歳時記を手にして喜んでいた母の顔が句と一緒に浮かんできます。
私が中学生の頃だった筈なので・・・今から40年ほど前。母も当時まだ若く30代だった筈。その生きた一瞬が生んだ心象、結晶だったのでしょう。
正直、この句の意味は未だ解せないのですが、母がノートに書きためた膨大な俳句の中でも印象に残る一句です。
私も今朝は芙蓉で一句・・・と思いながら歩いたのですが中々難しいものです。
「宵ごとの正一合や酔芙蓉」byかずさん