朝活のルート上にある題目碑。いつも裏面となる西から東へ抜けるので気にしていなかったのですが、今朝、表に回ってみると・・・建立されたのは江戸後期の文化3年。西暦では1806年に当たります。
杉田玄白、司馬江漢、葛飾北斎らの現役時代。そして日本の地図、測量の始祖とも言える伊能忠敬が日本全土を歩いていた時代とも重なります。
ご存じの通り、忠敬が測量事業を始めたのは55才の時。当時としては「老人」と言える齢だった筈。改めてその足跡を辿ってみると・・・文化2年から3年にかけては岡山で越年し、その後、瀬戸内海沿岸や島々を測量したと記録が残っています。
丁度、この石碑が建てられた時期に重なることを発見し、朝からひとり興奮しております(笑)。
忠敬の偉業もさることながら、庶民はどの様な姿で、どの様な気持ちで、そして建立後に設けられたであろう宴席では、どの様な言葉で何を語り、何を飲み食いしたのか・・・。想像を膨らませながら店までの行程を歩きました。令和、平成、昭和、大正、明治、江戸・・・脳内タイムスリップです(笑)。
今朝のS紙朝刊に私の投稿が掲載されているそうです。よろしければご一読くださいませ。