神戸市の小学校で行われていた教員間のイジメ問題・・・。内容が知れる程に、恐ろしさ、悍ましさを感じます。
同じ職場で働く人間同士でも、エスカレートすれば、この様に異常心理に至るという事実。学校と言う環境そのものを通り越して、人間という存在への不信感を覚えます。まして子ども達の心中は・・・。
誰を信じれば良いのか?何に頼るべきなのか?一般的な価値観を以てすれば教師や警察官などは、頼られるべき筆頭となる立場だと考えます。故に曾ては「聖職」として扱われ立場と裁量を与えられていたのでしょう。
別に職業の貴賤を言いたいワケでは無く、例えば・・・生活の中で感じている不安や困りごとを、いきなりバイク屋のオッサンに伝えてくる方はいませんし、社会に於いての役目としての分業。それが即ち「職業」だと考えます。そしてその与えられた職業が人としての品格を作るのだと信じたいのですが・・・どうも難しいのかもしれません。
ところで・・・
先日、目にしたデーターによると、首都圏では約四分の一の小学生が中学校進学時、私立を選択するとのことでした。希望しながら私立への進学が叶わない子ども達も少なくないと想像できますので、「希望」も含め加算すれば・・・。既に公教育への見限りが始まっているのかもしれません。
今回の事件が更にその傾向に拍車をかけるのではないかと懸念します。
然し、この一面だけ見ても家庭、住んでいる土地という子ども達の力では選択でき得ないファクターが人生を少なからず左右することになるのは想像に易いでしょう。そして10年後、20年後、その先の未来は、人生は・・・。
一億総中流など、とうの昔に死語となり果てている現代日本ではありますが、少なくとも義務教育段階での教育格差は有るべきではないと思っています。
先ず、同じ条件下で競えること。バイクでいえば「ワンメイクレース」。改造範囲が厳格に限定されたイコールコンディションの中で頭角を現す者こそ本物ではないでしょうか。
義務教育を終えた後は仕方なし。文字通り義務ではないのだから、それなりの「色」に染められるべく受ける教育環境が有って然りでしょう。
勿論、当家の子ども達も皆、公教育の下で義務教育を終えました。それぞれの人生を歩んでいますが「もし」、彼らにもう少し違った環境で教育を受けさせてやる甲斐性があれば、又違った「人生」が有ったのかもしれません。ま、分かりませんけどね。
写真は怪我をして以来、久しぶりの・・・。寝る前にチャミスルのショットグラスで一杯だけ。これくらいならエエでしょう(笑)