今朝の朝刊A紙の読者投稿欄・・・。二十歳の大学生が書いた「資産運用について積極的に考える必要性がある」という旨の意見が掲載されていました。
近年、政府が率先して投資、資産運用を国民に促しています。この方面に関して無知な私は、そのご意向を敬して遠ざけております・・・。
しかし、どうなんですかねぇ。投資というのは有る種の博奕行為であることは事実です。「財産を投ぜよ、儲かるかもしれんぜよ!損したら?そりゃアンタの自己責任ぜよ。」
大学生までもが、こんな風潮に染まってしまったのかと寂しさを感じると共に、国や自治体は、今少し「まとも」で「堅実」な考えの下に生活を営んでいる国民にこそ、手を差し伸べるべきだと感じます。
例えば毎月、少ない給料を節約し積立貯金している・・・とか、定期の満期をささやかな楽しみにしている・・・とか。
そんな庶民が汗水たらした結晶の様な預貯金に対する金利を国庫の力を借りてでも優遇して欲しいと思います。
実際、100万円や1,000万円を普通預金しても、子どもの小遣いにもならない程度しか金利は付かないことは周知の事実。因みに我が国に於ける最大手M銀行の普通預金金利は0.001%です。もう少し、てか、小数点の位置を一つと言わず二つでも動かして頂きたいもの。そうすれば堅実な預貯金へのメリットが上がり、本来、資産運用のプロ集団たる金融機関の下にカネが集まり、結果、効率的な運用ができるのではないか?その利益は国、国民に還元できるのではないか?と思うのです。
実際、私の周囲にも投資で儲けた人がいます。しかし大損をして老後への不安を募らせる人もいます。
失礼ながら・・・その金融商品とやらを販売する側の金融機関や証券会社も、顧客のフトコロよりも自らへのメリットに重きを置いているとしか思えないしねぇ・・・どうなんでしょう。