元プロ野球選手の新庄氏が、再びプロの世界に挑戦するというニュースを目にしました。
1%でも可能性があるならば・・・。そうですよね。時の流れに身を任せるのはラクですけど、あえて逆らってみる「気迫」に同じく中年期を生きている男性としては拍手を送りたいし、応援したく思っています。
話題に上ること。人々の関心を引き付けること。そして夢や勇気を与えられること。もし結果が伴わなくても、それもプロとしての「シゴト」と言い得るのではないでしょうか?
昨今、子ども達が自殺したという報道を目にします。誠に悲しいことです。しかし、我が国に於いて最も自殺者数、割合の多いのは「中年男性」です。
仕事や家庭の中で様々なプレッシャーと闘いながら日々を生き延びているのが日本の男性の現実。
瀬戸際で踏みとどまり実際に「死」という結果に至らないまでも、選択として頭の中に浮かんだ経験のある人は相当多い筈。生か死か・・・。その「平均台」の幅は若い頃に想像していたより随分と狭く、「追い風」の風速は弱く、「向かい風」のそれは強いと感じるのは私だけでしょうか?
47歳の新庄氏が、これから復帰に向けて汗を流す姿に期待します。パフォーマンスであっても良いと思います。一人でも多くの日本のオッサンに明日を生きる力が注がれるのであれば。
通勤路の途中、ノイバラがきれいな赤い実を結んでいます。
濃くなってゆく赤に、秋の深まりと冬の足音を感じます。