昨日は「岡山市民の文芸」授賞式に参加しました。
午後一時からの開式だったので、午前中は何しようかな~と思いながらとりあえず最寄駅から電車に乗り岡山駅に到着したのが午前9時頃。
数時間の、暇つぶしがてら「西国街道」の一部を歩いてみました。
「鴨方往来」、「下津井往来」、「津山往来」、「牛窓往来」など岡山の各街道の起点となるのは「千阿弥橋」。今は何もありません。表町時計台を少し北に進んだ交差点です。
そこから天神町、富田町、岩田町・・・。その地に住む方々だけではなく、かつては旅人も道中の無事を祈ったであろう小さな神社の境内を覗きながら進みました。
岩田町から奉還町へ続く街道を現在は鉄道網が遮断しています・・・が、歩行者と自転車のみ通行できる「トンネル」が設けられています。
このトンネル。私も高校時代よく利用しましたが、当時は西の出口に特殊な浴場が営まれており、我々学友の間では通称「ト○コトンネル」と呼ばれていました。
他所ではなく、この場所にトンネルが掘られたのが、いつのことか知りませんが、街道の存在からして、やはりこの場所でなければならなかったのでしょう。
そこから奉還町を縦断。コチラの商店街自体が西国街道筋です。国道180号線を跨いで三門地内へ。妙林寺に参拝し国神社まで至ったところで、ちょうど良い時間となりました。 国道を走っていると分かりませんが、三門地内にも古い家並みと街道の香りが残っています。
三門二丁目のバス停から中鉄バスに乗車しJR岡山駅まで戻りました。運賃200円也。
怪我の後遺症もあり、スタスタとは歩けず、寄り道も多いため結構時間がかかりましたが・・・。
そして授賞式会場へ・・・。
各部門の受賞者と一緒に式台に上がり賞状と副賞をいただきました。
その後、部門ごとの選者の先生方を囲む座談会も設けられ出席しました。
先生方の選評もさることながら、受賞者皆様の執筆に対する真摯な姿勢、細やかな心遣い、勉強量に感服しきり。
散会後、個人的にお声をかけてくださった方も数名いらっしゃいました。
当初は「授賞式?めんどくせェなあ・・・」と気乗りしませんでしたが、参加してよかったです。
帰路、宇野線を途中下車して叔母のお見舞いに・・・。
そんなこんなですごした初冬の休日。さて、次は・・・国神社から一ノ宮を抜け板倉宿あたりを目指して歩きましょう。