寒さ厳しい朝でしたが、こんな日こそ少し多目に・・・と約5,500歩の朝活。
道中、二軒のお宅に咲く蝋梅の花を観賞することができましたよ。
一軒は塀の無い造りだったので、コッソリと匂いも嗅がせていただきました。春の兆しが感じられる香りです。
蝋梅の原産は中国なので別名、「唐梅」とも呼ばれるそうです。
唐の時代に渡来したのかどうか分かりませんが、「唐」という文字からは文化の華やぎを感じずにはおれません。
詩の世界でも李白、杜甫、杜牧、李商隠・・・。巨星とも言える人々も、金陵の地に遊び、その色と香を愛でたのかと想像しながらシャッターを押しました。
私も二十歳の夏、曾ての金陵、今の南京を旅しました。敢えて例の資料館には足を運びませんでしたが「中華門」を見学したり「玄武湖公園」を散策したのを覚えています。
最も印象深かったのは・・・路傍で飲んだ「酸梅湯」です。一杯がいくらしたのか思い出せませんが、暑い中で喉を潤してくれた爽やかな甘さが私にとって「南京」の思い出です。
「蝋梅の香と秦淮に遊びたり」by一成
