ウィルス騒動で大会が中止となった消防団の「操法訓練大会」ですが・・・打ち上げだけは、せにゃならぬ!と分団の選手と関係者が地元の寿司屋さんに集いました。
何もかもが中止、延期の世の中。本来ならば、この種の集まりも催すべきではないのかもしれませんが・・・。
おいしい料理をいただき仲間と別れた帰り道。金比羅往来を家に向かって西に進むと・・・。信号のない交差点がオレンジの街灯に浮かび上がって見えました。
この「色」に染まった街の景色を目にすると80年代の上海を思い出します。
経済発展の夜明け前。当時、上海の夜は何処に言ってもこの「色」でした。
メインストリート、路地裏・・・。この明かりの中を人々がそぞろ歩き、何故かヘッドライトを点けない車が通り過ぎて行きます。暑い季節になると、夕涼みを兼ねて家の外にいすやベッドを置き休んでいる人も見られました。
著しい発展をとげた今となっては想像もできない穏やかで、たおやかな上海の夜。
同じ土地を訪ねても二度と出会えない。昨夜、交差点の向こうには別の時間と空間が存在するような気がしたのは・・・酒が過ぎたせいなのでしょう。