中国では新型コロナウィルス克服を記念した切手が発売されたそうです。
そのデザインが変更されたことも含め、世界のメディアが話題に取りあげています。
私も拝見しましたが、刷り直されたものは確かに武漢の名所「黄鶴楼」の図案が消されています。武漢で発生したことを肯定することにもなりかねないと変更したことは容易に想像できますな。
今、米中の間ではウィルスの発生地について擦り合いの如き論戦も交わされています。どちらの言い分に理が有るのか?全く以てワカリマセンが、挙句の果てが武力衝突・・・なんてことになりませんようにと切に祈っています。
さて、私がもう一点、気になったのは・・・切手の額面です。
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2枚セットでそれぞれが1.2元(18円)。これが現在の国内の郵便料金(はがき)みたいです。80年代、中国で暮らした時代の国内郵便料金は確かハガキが8分(約3円)、封筒は1角2分(約4円50銭)・・・だったと記憶しています。長距離電話など、申し込んでもいつ繋がるのか分からなかった時代。随分沢山の手紙を書き送ったものです。
因みに・・・1元(クアイ)=10角(マオ)=10分(フェン)というのが人民元の単位。尤も今は経済が発展し物価も高騰しましたので「分」などという単位で物を売買することはないのだろうし、その硬貨や紙幣すら存在しないのかもしれません。
連休中には離れて暮らす子ども達にも一筆啓上しました。近年、日本の郵便料金もジワジワと値上がりを続けハガキは63円。封書は84円。そして私がよく使うのが郵便書簡と呼ばれる折り畳み式の便箋。値段はハガキと同じで数倍の文字数が書けるのでメチャお得です。
もう暫く積極的な外出は控えた方が宜しい様相です。スカイプやZOOMなど現代のツールに頼るのも良いですが、久しぶりに手紙(データーじゃなく)を書いて、ポストに投函してみるのも結構新鮮だったりしますよ。
写真は我が家の駐車場に自生しているヒルザキツキミソウです。皆様のお宅にはどんな「春」が咲いていますか?