昨日午後から降り続いた雨は夜半まで残りました。歩こうかどうしようか、、、と迷いましたが結局、長靴を履き妻の傘を借りて歩いてみました。
こんな夜こそ大通りより路地伝いが心地よいですね。街灯に反射して針のように光る雨の美しさに時折、足を留めながら約1時間の道中を楽しみました。
帰宅後、就寝までのお供は先日、古本屋で求めたバラ売りの全集。敬愛してやまない作家のお一人、故「開高健」氏が生前に絶賛しておられた古山高麗雄氏の作品が目当てでしたが、かつて世界を目指す旅人にとってのバイブルでもあった「何でも見てやろう」の著者、小田実さんの短編も多数あり。このニ氏だけで約200ページが割かれています。因みに総ページは1100ページ。もし全部に目を通そうとすれば、今年中などでは終わらないでしょうな。購入価格は、、、210円(笑)。悦楽の代償として読書の何と安上がりなことか!と、ほくそ笑みながら読み進めています。
「春雨や夜半の灯火届くまで」byかずさん