昨夜、当地は天気に恵まれ美しい満月を鑑賞することが出来ました。
今年は折しも大きな弧の上に西から木星、土星、月、そして火星が並ぶ姿も楽しめましたね。
ケータイのカメラ&私の腕前では、その美しさを収めることは出来ないませんが、少しでも月下で過ごせればとワンコを連れて長めの散歩に出かけました。
月で一句、、、と頭を捻ってみるものの形にならず、頭の中に浮かんできたのは唐の詩聖李白の代表作でもある「月下独酌」。そしてもうひとつ、、、「夜思」。
頭を低くして故郷を思う、、、か。「月下独酌」の陽気な酒とは一転。旅空の下、寂寥にうなだれる李白の姿が目に浮かぶようですね。
この地球上、どこに居ても見上げる月はたったひとつだけ。遠く離れた場所でも自分に縁の有った人々もまた同じ月を見上げているだろうか、と思えば月への想いも格別なものです。
その場所とは必ずしも故郷であるに限らず異郷に暮らす血縁者、曽遊の地で出会った人であったり様々。
「月亮代表我的心」帰路はテレサテン他、幾多の華人歌手によって歌われた名曲をひとり口ずさみながら歩を進めました。