昨日は超久しぶりに妻と休日がカブったので以前からお互い行ってみたいと思っていた高梁市立図書館へ出向きました。
駅に連結しスタバや物販も同一館内に揃っており規模はともかく図書館という概念が変わるような立派な施設です。
高梁と言えば、、、山田方谷。先ずは市の中心部を通り越して方谷駅周辺を表敬訪問しました。旧長瀬邸跡の碑を拝み昭和初期に建てられて駅舎と駅構内を散策しました。
近年その業績が大きく評価されている方谷ですが私にとっては敬仰する河井継之助が師と仰いだ大人としても興味ある人物。継之助は足掛け8か月(方谷が長期留守をした折には九州等へ旅していますが)高梁の地で方谷に従し学ばれました。
図書館三階の一角に設けられた郷土史コーナーには方谷関連の書籍が沢山並んでいました。そしてその近くには、、、想像通り河井継之助関連の本が納められており、その中から数冊を選び妻の分も合わせて8冊をお借りしました。
こちらの図書館、返却は県立図書館でも可能ですが専用バッグを使った宅配での返却にも対応しています。会員手続きを済ませカウンターで500円を支払えば読み終えた後、着払いで図書館へ返却する、、、という画期的なシステムです。借り出し期間の延長や書籍の予約もオンラインでOKなのも現代的な対応ですね。
その他の郷土資料を閲覧していると岡山市日中友好協会が作成した「三十年の歩み」という分厚い本を発見。そのページを繰ってみると留学生派遣実績の中に私の名前を見つけました。先輩や同期、後輩の御名も並んでおり大学正門の写真も添えられています。その字面を見ていると懐かしさのあまり涙が溢れそうになりました。
その後、旧藩主の別邸であり方谷が城下に滞在する折に使った藩御茶屋、通称「水車」を見学。継之助も暫くここで過ごしたとの記述が旅日記「塵壺」に認められています。
次回は塵壺の中に登場する妹尾とその前後についてかかせていただきたく思います。