冬の本性を感じさせるキリッとした冷え込みに包まれた朝となりました。そろそろ県北は里でも雪が降り始めることでしょうか。
いつもお世話になっているN氏が定年退職後、親戚から譲り受けた荒地を拓き、野菜作りを始めたと聞いていたので、出勤途中に寄ってみました。
自作された物置の中には椅子やテーブルも置いて一人の時間を楽しめる様に工夫されているとか。きれいに耕された畦に働き者の氏の性格が現れています。
人生とは壮大な時間潰しである、、、そんな言葉が理解できる齢なりました。何か成し遂げるには短すぎるし、何もしないのも長すぎる、、、。一世紀を満たす事も難しいニンゲンの寿命とは、どうも良く出来すぎているとも感じます。
畑に人生を鋤き込むのも一生。カネや女を追いながら過ぎてゆくのも一生。果たして自分は余生をどう費やすことになるのか?
多少期望多少夢
皆因心里多孤寂
即使期望多飄渺
期望已能令我跨進未來
葉蒨文の歌った名曲「浅酔一生」の歌詞やメロディーが頭に浮かんできました。