備前片岡駅、、、。南区にお住まいの方でも普段利用する機会が少ないかと思います。
昨日は彦崎の「とんきり城」に引き続き片岡にあったと記録される片岡城の跡を探検に出かけてみました。
片岡駅を降りるとすぐに目に入ってくる三角形の山は九十九山です。先ずはこちらから、、、。
児島八十八ヶ所の一つ「慶昌庵」の脇にある墓地を抜けて頂上を目指します。今は墓地から奥は人が入ることもない様です。途中からは木を掴まなければ立っていられない程に急峻な斜面です。登山用の靴を履いてない(持ってない)のも理由なのですが。
頂上は下界から見上げると想像できませんが頂上は平たく整えられています。市の図書館等に蔵書されている「灘崎町史」によると、ここにも常山合戦の折に丸山城という支城が置かれたとのことです。形がよく目立つ山には、お山の大将の居場所となる運命なのでしょう。
引き続き本題の通称「城山」へ。周りの山から比べると数段低いのですが片上集落の奥まった場所、マジ池と新池の間に立つ姿は中々に美しいです。
登り口は見つかりませんでしたが勘を頼りに入山。こちらも九十九山に負けず劣らずの急峻な斜面です。途中、石を築いた跡や明らかに人の手で切られ割られた石が見られます。頂上付近は二段に整地されており、頂上に本丸があった模様。平に整地された跡はあるものの笹だらけで身動きも取れない状態でした。
前出の「灘崎町史」によると、ここに陣取っていた大将、三村某はあまり裕福ではなく、しょっちゅう下の集落に向かって
「味噌持ってこ~い!」
とか叫んだり手下が集落を回って食料を調達に歩いたらしい。
頂上から叫んだら声が届くのかな?実験してみたい気もします。
そんなこんなで過ごした半日。えきに向かっていると駄菓子屋さんを発見しました。
ヨーグルト?みたいなお菓子が懐かしく買ってみました。こんな味だったのかなあ?フタの裏には、、、ハズレの文字が(笑)