先日の日曜日…。15時頃になって漸く諸用から解放されたので電車に乗って岡山駅に出向いてみました。駅周辺は結構な人出。コロナ禍以前とさして変わらない状態と感じましたが行き交う人々その全てもれなくの顔をマスクが覆っている情景は今の時代ならでは。新規感染者の数字も低空飛行を続けています。是非、近い将来マスクが不要な本当の日常が戻ってくれたらと願っています。
駅からブラブラと例の古書店に移動。細い階段を昇り二度目の訪問。文庫本数冊を購入しました。会計時、店主さんに再訪であること。そして品揃えが好みに合っていることや、多すぎない商品量が心地よいことなどをお伝えしました。主曰く、来店いただける度に全ての本を目に入れてもらえる程度の蔵書量となるよう心がけている…とのことでした。素晴らしい!
帰路は久しぶりに金毘羅往来を辿ってみました。写真は夕暮れ前の米倉港です。いにしえの旅人も感傷に浸りながら眺めたであろう空の色に見惚れながら橋を渡り西へ西へ…。「旅籠」に着いたのは七時前。時折出会う昔の匂いと共に短い旅を楽しみました。
購入した中の一冊、井上靖の新潮文庫短編集50円(カバー無)は昭和42年、初版のものでした。私と同い年であることを嬉しく感じながらページを繰っています。