一人旅、そして友人との旅、、、。どんなパターンであれ、このシリーズを旅のお供とした方は多くいらっしゃるでしょう。ご存知「地球の歩き方」。
私も訪ねた国の数だけ所有しています。特にインターネットが普及する以前に於いては唯一無二とも言えるバイブル的な存在で「地球の迷い方」などと揶揄されながらも、旅の必須アイテムだったことは否定出来ません。
実はその発行元だったダイアモンド・ビッグ社は昨年末にその事業を学研グループに譲渡しています。新しく刊行されているものは前社製にあらず、ということにお気づきでない方も多いかと思います。
致し方なし。海外への渡航が規制され、その再開時期にも目処が立たない今のご時世です。どの業界でも、体力即ち資金力の前に弱者は屈せざるを得ないのが現実かと。
しかしあの分厚い一冊をボロボロにしながら旅の空に漂わせていただいた身としては残念な気もします。
昨日、ひさしぶりに書店へ出向き「最新」の中国版を購入しました。
中国版に関しては19~20年版以降の更新が無く出版元はダイアモンド・ビッグ社。これ以降の版も出されるでしょうが、それは当然、学研からのものとなります。だから何?って問われると窮するのですが、かつてお世話になった一旅人からのrespectだとの想いです。
気がつけば10年以上ご無沙汰の大陸。交通手段の進歩、社会の変化、物価の高騰、曾遊の地のページを開きその地図を見ても全く当時の様子がその上に載っからない。こんな違いに驚いたりため息をついたりしながら妄想を楽しめるのも中国ならではと言えるのではないでしょうか。
因みに第二の故郷、河南省洛陽にある龍門石窟の門票(チケット)は現在100元也。30年前は、、、2元くらいじゃなかったかな?