新聞を読む楽しみは人それぞれでしょう。それ以前に今や読まない人口の方が多数派となりました。地方紙、全国紙、右よりそして左より…。各紙それぞれの個性があるのも面白いところです。
読む時間がない!という声もよく聞かれます。確かに昔に比べ世の中が気ぜわしくなったとて一日の物理的時間が長くなった訳でもない。その上、各種デジタルデバイスから溢れ出す情報の方が親炙しやすいのも事実。人工知能で選られたそれぞれの関心興味に見合った内容のものが届けられるのでつい画面との付き合いの方が長くなってしうことも紙媒体である新聞が遠ざけられる理由でしょうか?
さて、各紙読者とも連載小説を楽しみにされている方も大勢いらっしゃることでしょう。
因みに朝日新聞は今まで続いた池澤夏樹さんの作品が明日で最終回。来月からは多和田葉子さんの執筆による連載が始まります。
多和田さんは当家の娘が通っている大学の特任教授でもおられます。
「八鶴亮翅」。多くの古典文学作品も引用されるとのことなのでその扱い方も大変気になるところです。
月が変わる機会でもあります。新聞を手にとって見るのが新しい感動や出会いのきっかけになるかもしれませんよ。