昨日も書きました一件・・。最近手に入れた物ですが。
私、先日、某ネットオークションである日本人作家(故人)の文庫本16冊
セットを落札しました。値段はなんと200円。セットでですよ!勿論、中古、古
本ですが破格のお値段!ですよね。ネットオークションの相場は世間の需要と供給
を明確に反映しています。それだけ今の人は活字、特に文学などから
離れているということなのでしょう・・。読書を愛し、ささやかな趣味とする私として
は安く買えて嬉しいような、反面さみしいような何ともいえない心境です。
いえ、その値段ばかりが嬉しかったのではないのですよ!
出品されていた方が、とても本の好きな方だったことが嬉しかったのです。
本が好きな人から、本が買えたこと。
かつて、私の通っていた母校近くには老夫婦の営む小さな古本屋がありました。
古い本を寄せ集め、重ね合わせたとき独特の匂い。インクと何が混ざってのか
わかりませんが・・・その狭い空間で良き出会いを物色したものです。そこのおじいさん
も、本の好きな方でした。新しいものを無機質な書店で買うより、その店で買うこと
に喜びがあったように思います。
今はそのお店もなくなり、かの老夫婦もご健在なのかどうか定かではありません。
ところで当店の近所には大きな古本を扱うチェーン店があり、繁盛して
いるようです。しかし、その店の品揃えや、店員から、かの老夫婦のような
本や文学を愛する気持はまったく伝わってきません。あたりまえなのでしょうが・・。
よって私もお店に足を運ぶ事はほとんどありません。
バイクも同じ趣味の世界であるならば、私は幸せだと思うべきでしょう。
バイクを愛する皆様と、喜び、感動を分かち合える事を。
これからも、バイクが好きな方に、選んでいただけるショップであり、人間で
ありたいと思いますので宜しくお願いします。
ちょっと、話が固かったでしょうか?ごめんなさい。長い文章にお付き合い
くださった皆様、ありがとうございました。