朝、4時半ごろには目が覚める。今日で中国とお別れかと思うと
さみしい気持ちになる。少しでも、この土地の空気を感じていたい
と着替えて外に出てみる。寝静まった街。オレンジ色の淡い光を放つ
街灯、古いアパート群・・・。今度はいつここに来ることができる
のか?少し感傷的になる。意味も無く歩く、大きく息を吸い込む。
立ち止まる、そして又歩く・・。
3~40分も歩いてしまった。そろそろけ~ちゃんも起きたかな?
と部屋に戻る。二人とも洗顔を済まし、ロビーへ。約束の6時半。
ガイドの鮑さんは既に来られていました。
チェックアウトを済ませ車に乗り込み、空港へ。楽しかった旅の
思い出を語りながらの道中。往路ガイドさんが上海の説明をして
くれたお返しに、今回の旅に持ってきた、地元岡山の観光パンフ
を差し上げ、こちらが岡山を紹介させてもらいました。
空港がどんどん近づいてくる。車窓から見える街並みに別れを告げ
ながら・・・・。
浦東国際空港着、出発ロビーまで付いてきてくれたガイドさんに
お別れして、出国審査へ。 9時半のフライトまで、のんびりと時間を
過ごす。頭の中で思い出を反芻、整理。再見!中国。再見!上海。
私思うに・・旅の思い出、感動は、時間が経ってより、大きくそして
熟成され濃いものに成ってゆく気がしてなりません。どこか、酒の
それと似ているような?
その時は、さほどとも思わなかったことや、些細なことでも、時間、
日にちが経てば印象までも変わってくることが多いです。
今回のごとく、旅の模様を綴ってみたり、家族、友人に旅の話を
する度にその思いは深まります。これは私の感性が鈍感なだけかもしれません。
その意味でも旅を終え、旅を語ることも、楽しみなのです。
皆様はいかがでしょうか?
旅の模様は以上で終了ですが、今後は旅することへの思い。私にとっての
中国、中国人。その他雑感など、少し、書き込んでゆけたらと思います。
よろしければ私の一人事にお付き合いくださいませ。