この写真を見て、おっ?と思った方は、かなりの中国通。
空き瓶等に、お茶の葉を入れてお湯を注ぐ。そして
概ね沈んだところで、ゆっくりとお茶をいただく・・。
そしてお湯が少なくなったら又、お湯を足して飲む。
非常に合理的ですね。
一部の茶芸などは別として、中国では、上記の方法で
お茶を飲むことが多いです。中でも蓋付きの容器は
こぼれることも無くとても便利。
丁度、我が家のコーヒー瓶が空いたので、職場に持参
しました。中には、ジャスミンティーの葉を入れて。
蓋を開けて一服・・爽やかな香りで、リラックスできます。
先日ご紹介したようとても奥の深い中国茶の世界。
その種類も数限りないほど。その中でも私は、ジャスミン
ティーが大好きです。何故かと言うと・・。
学生時代、そして独身時代。中国を何度も旅しました。
その際、宿泊先は現地調達。目的地に到着してからのホテル
探し。勿論そんなに良いところに泊まれるはずもないので
すが、安宿でも概ねお茶の葉は用意されていました。
その中で一番よく飲んだのが、ジャスミン茶でした。
長時間、列車やバスに揺られ、宿探しを終え、ホッと
一息した時に飲んだお茶。この香り、そしてこの味。
ジャスミンの香りを嗅ぐと、楽しかった旅の思い出が
蘇ります。
人間の記憶は、五感を介して脳裏に刻まれるのでしょうが
案外、嗅覚という要素も大きいのかも知れません。
そういえばこの前、中国に旅した際も、独特の(と、私は感
じます)街のにおいを嗅いで、中国へ来たことを実感しま
した。
目で見たことや耳で聞いたことのように言葉には
出来ませんけどね。